家賃の目安はどのくらい?収入の1/3が目安になるって本当?

家賃 目安

お部屋探しで重要になる要素の1つ、「家賃」。一般的に家賃の目安となる金額は「収入の1/3」とされていますが、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。

ただ、この目安は現在あまり参考になる数値ではないとされています。

今回は、そんなお部屋探しで意識したい家賃の目安について、最新の考えを詳しく見て行きましょう。

家賃の上限は「手取りの1/3」

結論から言うと、収入の1/3は家賃の目安として少し高い金額となっています。この”収入”は額面ではなく手取りの金額を指しているのですが、現代ではその手取り金額の1/3を”家賃の上限”とするが、考え方がスタンダートになりつつあるのです。

そして、手取り収入のおよそ25%が、家賃の目安として適している、と言われるようになりました。

では、なぜ今までの考えから、上記のような新しい考えに至ったのでしょう?

収入の3割説が薄れた理由は固定費にあった

そもそも、収入の3割が家賃の目安と言われていた理由についてですが、実は明確な根拠はないんです。

勤続年数が増えればサラリーマンの給料が上がると確約されていた20年~30年前の時代(日本経済が右肩上がりの時)では、好景気であったため、実際に収入の1/3が家賃であっても特に問題はありませんでした。問題がない故に、利益を最大化したい不動産業界の方々が「家賃は収入の3割で十分な生活ができるよー!」と情報を拡散したと言われています。

ここで注意すべき点は2つ。

  1. リーマンショック以後、サラリーマンの平均年収が下がっている
  2. 家賃以外に必要となる固定費の金額が大きくなっている

そう、皆さんも肌で感じていることかもしれませんが、そもそも昔と違って景気が代わり、平均的な給与額に変化が出ています。それに加え、携帯電話料金・ネットの通信費等の固定費の金額が大きくなりました。

要は、平均的な所得が少なくなった一方で、支出となる固定費の金額が大きくなったのです。日本の支出事情がこの数十年で少しづつ変化して行った結果、「家賃の目安は手取りの1/3」説が通用しなくなり、現在では「1/3は家賃の上限の目安」と言われるようになったのです。

一人暮らしの賃料に関する興味深いデータ

実際に収入の1/3が家賃の目安として、時代に適していないことを証明しているデータがあります。

「一人暮らしに関するアンケート調査」(公益社団法人全国宅地建物取引業界連合会2012年度版)では、一人暮らしをする人の約半数近くが収入の約1/3の金額の家賃を支払っているそう。ですが、1/3では支出が多く、1/4〜1/5程度が家賃の目安として妥当と考え始めた男性が35.2%、女性は31.7%もいるのだとか。

生活をしていて、「収入の1/3も家賃に回すのって、正直辛くね?」と気づいた人がこんなにもいるんですね……。

一人暮らし・二人暮らしで家賃の目安は変わる?

少し気になるのは、家賃の目安「手取り収入の25%程度」が、一人暮らしと二人暮らし(同棲)では異なるのでは?という点。

結論から言うと、あまり差はないようですね。一人暮らしであっても、二人暮らしで同棲していようとも、手取り収入の30%を上限に考え、20%〜25%に家賃を抑えることを目安にすると、家計を圧迫されず金銭的な余裕を持つことができるのだとか。

ただし、二人暮らしで固定費等の支出が減った場合や、二人分の家賃補助(勤め先の会社から家賃に対して支払われる手当)の金額が相対的に大きくなる場合などがあると、目安も少し変わってくるようですね。

まとめ

「家賃の目安は手取り収入の1/3」を鵜呑みにしてお部屋探しをしてしまうと、いざ新しい住居生活が始まった途端、生活が厳しくなってしまう、なんて可能性が潜んでいます。

まずは家賃の目安を手取り収入の1/4でシミュレーションして、お部屋探しを初めてみてはいかがでしょうか?

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