上手に家賃交渉するための3つのポイント

家賃交渉

家賃は、下げれるものなら下げておきたい固定費の一つ。ただ、家賃交渉はハードルが高いと、最初から交渉もせずに諦めている人が多いようです。確かに、ただ単に「家賃をできる限り安くしてください」と交渉しても、家賃は下がらないでしょう。

ですが、不動産業界の仕組みを正しく理解した上で、適切な交渉を行えば、家賃の減額してもらうことは可能です。では、どのように交渉すれば家賃を値引きしてもらうことができるのでしょうか?

今回は、上手に家賃交渉するためのポイントを紹介します。

家賃交渉は借地借家法でも定められる権利

「家賃交渉なんかしたら大家さんに疎まれて、家を追い出されるんじゃ……」と考えいている人はご安心ください。

そもそも、家賃交渉は家を借りる側に正当に認められた権利です。これは、契約を結んで入居した後でも変わりはありません。

借地借家法の賃料増減額請求の規定には、例え契約書内に減額しない旨の特約があった場合でも、賃料の減額請求はできるとされています。

ただし、いくら家賃交渉が認められた権利とはいえ、相場に見合わない無理な家賃交渉は控えるようにしましょう。特に、入居の申し込みをするタイミングでは注意が必要です。

無理な家賃交渉が理由で、別の人の申し込みが優先されかねませんし、最悪な場合は入居審査に落とされてしまうことがあります。

借地借家法

家や土地を借りる側(借家人や借地人)を保護するための法律。賃貸人に比べると借家人や借地人は立場が弱く、経済的な不利がでやすいために作られました。

上手に家賃交渉するための3つのポイント

家賃交渉で無理な要望にならないため、上手に交渉を進めるためには、以下の3つのポイントが鍵となります。

  1. 家賃交渉は不動産賃貸の繁忙期には行わない
  2. 交渉が難しい物件の条件を把握する
  3. 交渉したい物件の相場観を確認しておく

それぞれ詳しく見ていきましょう!

1.家賃交渉は不動産賃貸の繁忙期には行わない

不動産賃貸の繁忙期は1~3月です。お引っ越しをする人が多いこの時期では、大家さんによっては賃料も通常より少し高めに設定されることがあります。

それでも、繁忙期は入居が決まるので、この時期に家賃交渉するのは難しいです。それどころか、家賃交渉をしている間に、別の人に申し込みをされてしまい、結局はそちらの方に決まってしまうことが起こり得てしまいます。この時期は、交渉に対して慎重になった方が良いですね。

一方で、不動産賃貸の閑散期にあたる4~9月は家賃交渉がしやすい時期です。

繁忙期で空室が埋まらなかった部屋をなんとかして埋めたいと大家さんや管理会社が考えているので、繁忙期よりも勝率が高くなります。家賃交渉を行うのであれば、繁忙期からそれたこの時期を狙うのが良いでしょう。

2.交渉が難しい物件の条件を把握する

家賃交渉を行う前に、交渉がしやすい物件とそうでない物件を見極めておくのも、重要なポイントです。

例えば、以下の条件に当てはまる物件は、家賃交渉がうまくいく可能性があります。

  • 長期間空室である
  • 最寄駅から遠い
  • 同物件で別の部屋でも空室がある
  • 築年数が古い
  • 設備や間取りが古い

要は、マイナス要素のある物件ですね。長期間空室であったり、設備が時代遅れであったり、はたまた築年数が30年を超えていたりなど、こういった物件は入居の募集が決まりにくくなっているため、住んでくれるのなら多少は賃料を値下げしてくれることがあります。

一方で、以下のような条件がある物件は交渉が難しくなります。

  • ペット飼育可能
  • 楽器演奏可能
  • 新築、築浅
  • 最寄駅から近い
  • 設備が新しい
  • デザイナーズ物件

こちらは人気の出る条件ですね。こういった要素を持つ物件は、需要があるために賃料を特に下げなくても入居者が見つかります。そういった物件では、賃料交渉は難しくなる傾向があると覚えておきましょう。

3.交渉したい物件の相場観を確認しておく

交渉したい物件の家賃が適切な賃料かどうか、交渉前に下調べしておくと家賃交渉の成功率は飛躍的に上がります。

物件は相場商品のため、エリア・最寄駅までの距離・築年数・設備などから賃料価格が割りだされ、設定されていきます。基本的に相場に忠実に家賃が反映されていくのですが、ここに大家さんの希望や管理会社の意向が反映されるため、相場からズレる物件が出てきます。

交渉したい物件の周辺エリア内で、条件が似た物件の価格帯を調べておけば、無理のない値引き範囲がわかります。

相場からかけ離れた金額の家賃交渉では、うまくいく可能性はグッと低くなってしまいますが、根拠のある理由を提示した上で妥当性のある金額を提示すれば、大家さんも管理会社も要求を飲みやすいでしょう。

少し手間にはなりますが、近隣の家賃相場は把握して家賃交渉に臨むべきです。不動産の物件相場はインターネットで簡単に調べることができます。

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